
炊飯家電をいろいろ試してきた我が家が、最終的にたどり着いたのは土鍋でした。
我が家は、バルミューダの炊飯器とマイヤーの電子レンジ圧力鍋、アイリスオーヤマの電気圧力鍋などを使ってきましたが、どれも3合炊きまでで、子どもが生まれてからは容量不足に。
もっと大きいサイズへの買い替えを検討する中で出会ったのが、長谷園(ながたにえん)の「かまどさん」でした。
もともと土鍋ご飯には憧れがあったので、この機会に思い切って5合炊きのかまどさんを購入しました。
吹きこぼれなし&火加減いらずで美味しいご飯が炊けると評判の土鍋。実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをご紹介します。
最大のメリット:毎日のご飯がごちそうになる

実際に炊いてみて驚いたのが、ご飯の美味しさと甘みの強さ、そして粒がしっかり立った食感です。
初めて「かまどさん」でご飯を炊いた日。お米自体は今までと同じはずなに、あまりの美味しさに感動しました!!
ふっくらモチモチした食感とみずみずしさが段違い!おかずがシンプルでも、ご飯だけで満足感があります。

5合炊いても、あまりの美味しさに一人で1合以上平らげてしまいます。ダイエットには不向きすぎる…!
保温機能なしでも困らない理由
かまどさんには「保温機能」はついていませんが、土鍋自体に蓄熱性があるため、1〜2時間は温かいご飯を食べられます。
しかも、土鍋自体が呼吸するので、時間が経ってもご飯がべちゃべちゃになったりパサついたりすることがありません。
ご飯が炊き上がったあと、そのままおひつにもなるイメージです。
炊飯器の保温機能に慣れていると不安に感じるかもしれませんが、実際の食事のタイミングであれば十分温かさと美味しさをキープできています。

炊飯器でご飯を保温し続けると風味が落ちるので、我が家はむしろ保温機能は要らない派です!食べ切れなかった分は、ラップやタッパーで小分けに冷凍すると味を損なわずに保存できます。
炊飯器にはない魅力:おこげ

そしてもう一つ、炊飯器や電気圧力鍋にはない魅力があります──それがおこげ。
火にかける時間を長めに取ると、おこげができます。
きつね色のうっすらおこげから焦茶色のガリガリおこげまで、自分好みのおこげを自由自在に作れます!
大人はおこげ好きな我が家ですが、1歳児には不評で、おこげ部分を嫌がることが判明しました。
子どもにはおこげがない上の方のご飯をよそって、大人がおこげ部分を楽しんでいます。

香ばしいおこげは、土鍋ご飯ならではの魅力。毎日おこげができたご飯を食べられる幸せは何ものにも代えがたいです…!
火加減は想像より強めが正解

「中強火にかけて火加減いらず」ですが、初めて炊いたときは弱めの火にかけてしまい、炊き上がりまでかなり時間がかかってしまいました。

かまどさんの鍋底の白い部分(黒い釉薬がかかっていない部分)の半分に達する火で炊くのが正解。
また、三口コンロの場合は、後ろのコントでは火力が足りないので、必ず手前のコンロを使用してください。
慣れれば感覚がつかめてくるので、最初の1〜2回で失敗しても心配しすぎなくて大丈夫です。

今までかまどさんを使ってきて、火加減の失敗はありますが、吹きこぼれたことはありません。ガス台が汚れる心配がなくて、安心して使えます!
実は、お手入れしやすい

本体がどっしり重く、手洗いするのが少し大変──かと思いきや、内部の構造は鍋・内ぶた・外ぶたの3つのみ。つくりもシンプルなので、洗うのが簡単です。
おこげを作っても、鍋底にくっついて焦げ付くことはないので、お手入れも楽々。
むしろ、色々なパーツの着脱が必要な電気炊飯器の方が洗うのが面倒だと感じました。

ちなみに、食器の手洗いにはパックスナチュロンのスポンジがおすすめです。値段は張りますが、汚れがスルスル落ちて泡切れがよいので、一度使ったら手放せません!
デメリット①:使い始めに一手間あり
いいことばかり書くと信頼性がないので、正直なデメリットも書きます。
使い始めるまでが地味に面倒です。
水洗いしてよく自然乾燥させたあと、お粥を炊く工程が必要です。このお粥炊きを「目止め」と言います。
炊飯器のように「箱から取り出して洗ったらすぐ使える!」というわけにはいかないので、この点は炊飯家電と比べると手間がかかります。
目止めのお粥は(生米ではなく)残りご飯に土鍋8分目くらいのお水を足して、弱火でじっくり炊くだけ。特別な材料も技術も必要ありません。
それなのに、一口食べた瞬間にあっと驚くほど美味しく仕上がりました。土鍋の力だけでここまで違うのか…と実感しました。

離乳食期のベビーがいる家庭は、残りご飯で美味しいお粥をたくさん作れるので便利です!
デメリット②:本体を乾燥させるのに時間がかかる
かまどさんを使う前に、よく自然乾燥させる必要があります。
水気があるまま火にかけると、ひび割れの原因になるそうです。
かまどさんを手洗い後、乾ききるには半日ほどかかるのが私の体感です。

「1日に何度もご飯を炊く」という運用は難しいので、要注意です。
デメリット③:炊飯予約ができない
かまどさんは、加熱の前後にお米の浸水(20分)と蒸らし時間(20分)がかかります。
炊飯器の早炊きモードと比べると、どうしても時間はかかります。
また、炊飯予約機能もないため、「朝にセットしておいて帰宅後にご飯が炊き上がっている」という使い方はできません。
炊きたいタイミングに、自らキッチンに立って調理する必要があります。
我が家には電気圧力鍋もあるので、どうしても炊飯予約をしたい時は電気圧力鍋を使っています。
なお、長谷園と家電メーカーsirocaがコラボして、かまどさんを電気炊飯器化した「かまどさん電気」という製品も販売されています。
炊飯予約機能や土鍋の乾燥モードがあるので、デメリット②と③はこの製品で解決できます。

普通のかまどさんの倍以上の値段がします…が、土鍋ご飯の美味しさと電気炊飯器の手軽さを両立させたい方には「かまどさん電気」がおすすめです!
まとめ
長谷園の「かまどさん」は、火加減や使い始めにちょっとしたコツと手間、そして調理・乾燥時間の長さが要りますが、それを補って余りある美味しさと魅力がある土鍋です。
- 炊飯器・電気圧力鍋の味に物足りなさを感じている
- 保温機能なしの運用にすでに慣れている
- ご飯の美味しさを重視したい
- おこげも含めて土鍋ご飯を楽しみたい
- 離乳食などでお粥作りを手軽に始めたい
逆に、手入れの手軽さ・時短・予約機能を最優先したい人には不向きかもしれません。
我が家ではメインの炊飯はかまどさん、忙しい日は電気圧力鍋という使い分けをしています。
保温機能なしの運用にすでに慣れていたことが、土鍋への移行のハードルを下げてくれました。
家で土鍋ご飯を炊き始めたら…普通の炊飯家電にはもう戻れません。
特にご飯好きの方には、長谷園「かまどさん」はぜひおすすめです!!

コメント